
高齢者福祉でぜひ行いたいこと
2000年に介護保険が始まり、20年以上経過しました。当初、在宅で介護していた介護者の負担軽減をしようと、特別養護老人ホームをはじめとする施設サービスに重点が置かれ、特養や老健等が次々と開設されました。
その後、入所者急増に伴う介護サービス給付費の急増を受けて、厚生労働省は、施設から在宅介護へ政策転換を行います。訪問介護やデイサービス、ショートステイ等を利用をしながら在宅介護を行なうというものです。
しかし、これでも急速な高齢化に伴う介護サービス給付費の急増を止められず、また、2006年には介護予防サービスを新設するなどしましたが、給付費の抑制にはつながっていないのが現状です。
そして、介護サービスを抑制する方向に政策を向け続けた結果、本来、介護を受けるべきなのに受けられない方が年々増加しているのが現状です。これらの方々に対する見守り等の支援が急務です。
足立区では、申し出をした方に対する地域包括支援センターでの見守りを始めたり、緊急通報システムの費用を助成したりしています。ヤクルトを届けることにより見守りを行うサービスもあると、ヤクルトレディーの方に伺ったこともあります。これらの取り組みはとても良い取り組みだと思います。
一方、これらの取り組みでは、今後、ますます進行する高齢化には対応しきれないのではないかと思います。
そう、もう少し抜本的な対策が必要です。私は、高齢者見守り専門スタッフを各地区に配置することを提案します。一定の間隔で、専門スタッフが見守り訪問を行うものです。訪問した際には、玄関口で、検温や血圧測定等を行います。専門スタッフには、特別な資格は要求しません。区でしっかり研修をし認定します。
現代の高齢者の方々はとても優秀です。今の日本を創られたのは、現代の高齢者の方々です。この方々のお力をお借りすべきです。私は、元気な前期高齢者を専門スタッフとして配置し、後期高齢者等を支援していただくことが最善だと考えます。みなさん、いかがでしょうか。ご意見お待ちしております。
#足立区 #高齢者 #日本維持の会